勉強しないで後悔するくらいなら、
後悔してもいいから、勉強しよう。
勉強すれば、必ず力になる。
勉強すれば、必ず自分のためになる。
勉強すれば、後悔なんてしない。

~ 中学2年 数学 ~

Lesson 37   三角形の合同の証明

第5章 図形と合同

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    ※証明の方法は、以下の解答の他にも色々あるかもしれないよ!
     他の方法を見つけるのもとても勉強になるので、ぜひ探してみてね!


三角形の合同の証明

【練習問題1】
右図のAB=AC の二等辺三角形ABCで、∠Bの二等分線とACとの交点をE,∠C の二等分線とABとの交点をDとする。
このとき、BE=C Dであることを証明しなさい。

    ≪答≫
    △ABEと△AC D において、

    仮定より、
    AB=AC  ・・・(1)

    共通な角なので、
    ∠BAE=∠CAD  ・・・(2)

    △ABCは二等辺三角形なので、
    ∠ABC=∠ACB
    ∠ABE=∠ABC÷2
    ∠AC D=∠AC B÷2
    よって、
    ∠ABE=∠ACD  ・・・(3)

    (1),(2),(3)より、1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しいので、
    △ABE≡△AC D

    合同な図形の対応する辺は等しいので、
    BE=C D

三角形の合同の証明

【練習問題2】
右図で、点D,EはそれぞれAB,AC上の点で、BEとC Dの交点をPとし、AB=AC,AB⊥C D,AC⊥BEである。
このとき、以下の証明をしなさい。

[1] AD=AE

    ≪答≫
    △ABEと△AC D において、

    仮定より、
    AB=AC  ・・・(1)
    ∠AEB=∠ADC=90°  ・・・(2)

    共通な角なので、
    ∠BAE=∠CAD  ・・・(3)

    (1),(2),(3)より、斜辺と1つの鋭角がそれぞれ等しいので、
    △ABE≡△AC D

    合同な図形の対応する辺は等しいので、
    AD=AE

[2] △BDP≡△C EP

    ≪答≫
    △BDPと△C EP において、

    仮定より、AB=AC
    [1]より、AD=AEなので、
    DB=AB-AD
    EC=AC-AE
    DB=EC  ・・・(1)

    仮定より、
    ∠BDP=∠C EP=90°  ・・・(2)

    [1]より、
    ∠DBP=∠EC P  ・・・(3)

    (1),(2),(3)より、1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しいので、
    △BDP≡△C EP

三角形の合同の証明

【練習問題3】
右図の△ABCと△C DEは正三角形である。
このとき、AD=BEであることを証明しなさい。

    ≪答≫
    △AC Dと△BC E において、

    △ABCは正三角形なので、
    AC=BC  ・・・(1)

    △C DEは正三角形なので、
    C D=C E  ・・・(2)

    ∠AC D=∠AC B+∠BC D
    ∠BC E=∠DC E+∠BC D
    △ABCと△C DEは正三角形なので、
    ∠AC D=60°+∠BC D
    ∠BC E=60°+∠BC D
    よって、
    ∠AC D=∠BC E  ・・・(3)

    (1),(2),(3)より、2組の辺とその間の角が等しいので、
    △AC D≡△BC E

    合同な図形の対応する辺は等しいので、
    AD=BE

三角形の合同の証明

【練習問題4】
右図の△BADと△BC Eは直角二等辺三角形で、点A,B,Cは同じ直線上にある。
このとき、AE=C Dであることを証明しなさい。

    ≪答≫
    △ABEと△DBC において、

    △ABDは二等辺三角形なので、
    AB=DB  ・・・(1)

    △B CEは二等辺三角形なので、
    BE=BC  ・・・(2)

    AC⊥DBなので、
    ∠ABE=∠DBC=90°  ・・・(3)

    (1),(2),(3)より、2組の辺とその間の角が等しいので、
    △ABE≡△DBC

    合同な図形の対応する辺は等しいので、
    AE=DC

三角形の合同の証明

【練習問題5】
右図の△ABC は∠AC B=90°の直角三角形である。
AEは∠BAC の二等分線であり、またAB⊥C Dで、AEとC Dの交点をPとする。
このとき、△C PEが二等辺三角形であることを証明しなさい。

    ≪答≫

    △PADは直角三角形なので、
    ∠C PE=∠APD=90°-∠PAD

    △C AEも直角三角形なので、
    ∠C EP=90°-∠CAE

    ∠PAD=∠CAEだから、
    ∠C PE=∠C EP

    よって、2つの角が等しいので、
    △C PEは二等辺三角形である

三角形の合同の証明

【練習問題6】
右図の△ABC はAB=AC の直角二等辺三角形で、直線は点Aを通り、辺BCと交わっている。
点Bから直線に垂線をひいて交点をDとし、点C から直線に垂線をひいて交点をEとする。
このとき、△ABD≡△CAEであることを証明しなさい。

    ≪答≫
    BDの延長線とACとの交点をPとする

    ∠BDE=∠C ED=90°で、錯角が等しいので、
    BP∥EC

    △ABDと△CAE において、

    ∠ABD=180°-∠BAP-∠APD
    ∠CAE=180°-∠C EA-∠AC E

    ∠BAP=∠C EA=90°なので、
    ∠ABD=90°-∠APD
    ∠CAE=90°-∠AC E

    同位角は等しいので、
    ∠APD=∠AC E
    よって、
    ∠ABD=∠CAE  ・・・(1)

    △仮定より、
    AB=CA  ・・・(2)
    ∠ADB=∠C EA=90°  ・・・(3)

    (1),(2),(3)より、直角三角形の斜辺と1つの鋭角がそれぞれ等しいので、
    △ABD≡△CAE

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