勉強しないで後悔するくらいなら、
後悔してもいいから、勉強しよう。
勉強すれば、必ず力になる。
勉強すれば、必ず自分のためになる。
勉強すれば、後悔なんてしない。

~ 中学3年 数学 ~

Lesson 34   中点連結定理

第5章 図形と相似

<前:L34- 中点連結定理 の問題   L35- 平行線と線分の比 の問題:次>


中点連結定理

【練習問題1】
右図の△ABCの辺AB,BC,CAのそれぞれの中点をP,Q,Rとする。
このとき、以下の質問に答えなさい。

[1] △ABC∽△QRPを証明しなさい。

  ≪答≫ 
  中点連結定理より、
  QR=AB
  RP=BC
  PQ=AC
  したがって、QR:AB=RP:BC=PQ:AC=1:2
  よって、3組の辺の比がすべて等しいので、
  △ABC∽△QRP

[2] PR=3cmのとき、BCの長さを求めなさい。

  中点連結定理より、
  PR=BCなので、
  3=BC
  BC=6

  ≪答≫ 6cm

[3] AC=7cmのとき、PQの長さを求めなさい。

  中点連結定理より、
  PQ=ACなので、
  PQ=×7
  PQ=3.5

  ≪答≫ 3.5cm

中点連結定理

【練習問題2】
右図の△ABCの2点P,Qは、それぞれ辺BC,CAの中点で、点Rは線分AP,BQの交点である。
BQ=15cmのとき、RQの長さを求めなさい。

  点Rは、△ABCの重心なので、
  BR:RQ=2:1
  よって、
  RQ=BQ
  RQ=×15
  RQ=5

  ≪答≫ 5cm

中点連結定理

【練習問題3】
右図の△ABCにおいて、点Pは辺ABの中点、2点Q,Rは辺ACを3等分する点、点SはBRとCPの交点である。
PQ=5cmのとき、BSの長さを求めなさい。

  ≪BRの長さを求める≫
   △ABRにおいて、AP=PB,AQ=QRなので、中点連結定理より、
   BR=2PQ
   BR=2×5
   BR=10

  ≪SRの長さを求める≫
   △CQPにおいて、CR=RQ,CS=SPなので、中点連結定理より、
   SR=PQ
   SR=×5
   SR=2.5

  ≪BSの長さを求める≫
   BS=BR-SRなので、
   BS=10-2.5
   BS=7.5

  ≪答≫ 7.5cm

中点連結定理

【練習問題4】
右図の四角形ABCDは、AD∥BCの台形で、2点P,Qはそれぞれ辺AB,DCの中点である。
AD=14cm,BC=22cmのとき、PQの長さを求めなさい。

  ★四角形ABCDの対角線ACをひき、PQとの交点をRとする。

  ≪PRの長さを求める≫
   △ABCにおいて、AP=PB,AR=RCなので、中点連結定理より、
   PR=BC
   PR=×22
   PR=11

  ≪RQの長さを求める≫
   △CDAにおいて、CQ=QD,CR=RAなので、中点連結定理より、
   RQ=AD
   RQ=×14
   RQ=7

  ≪PQの長さを求める≫
   PQ=PR+RQなので、
   PQ=11+7
   PQ=18

  ≪答≫ 18cm

中点連結定理

【練習問題5】
右図の四角形ABCDは、AD∥BCの台形で、2点P,Qはそれぞれ対角線AC,DBの中点である。
AD=10cm,BC=19cmのとき、PQの長さを求めなさい。

  ★線分PQの延長線とDCとの交点をRとする。

  ≪PRの長さを求める≫
   △DBCにおいて、DP=PB,DR=RCなので、中点連結定理より、
   PR=BC
   PR=×19
   PR=9.5

  ≪QRの長さを求める≫
   △CDAにおいて、CR=RD,CQ=QAなので、中点連結定理より、
   QR=AD
   QR=×10
   QR=5

  ≪PQの長さを求める≫
   PQ=PR-QRなので、
   PQ=9.5-5
   PQ=4.5

  ≪答≫ 4.5cm

中点連結定理

【練習問題6】
右図の平行四辺形ABCDで、点Pは辺ABの中点で、2点Q,RはそれぞれBP,CPの中点である。
このとき、四角形AQRPが平行四辺形になることを証明しなさい。

  ≪答≫
  △PBCにおいて、中点連結定理より、
  QR∥BC ・・・(1)
  QR=BC ・・・(2)

  仮定より、
  AP∥BC ・・・(3)
  AP=AD=BC ・・・(4)

  よって、(1)と(3)より、
  AP∥QR

  (2)と(4)より、
  AP=QR

  1組の対辺の長さが等しくて平行なので、四角形AQRPは平行四辺形である。

中点連結定理

【練習問題7】
右図の四角形ABCDで、4辺AB,BC,CD,DAの中点をそれぞれ、P,Q,R,Sとする。
このとき、四角形PQRSが平行四辺形になることを証明しなさい。

  ≪答≫

  ★四角形ABCDの対角線AC,BDをひく。

  △ABDにおいて、AP=PB,AS=SDなので、中点連結定理より、
  PS∥BD ・・・(1)

  △CBDにおいて、CQ=QB,CR=RDなので、中点連結定理より、
  QR∥BD ・・・(2)

  (1)と(2)より、
  PS∥QR ・・・(3)

  △DACにおいて、DS=SA,DR=RCなので、中点連結定理より、
  SR∥AC ・・・(4)

  △BACにおいて、BP=PA,BQ=QCなので、中点連結定理より、
  PQ∥AC ・・・(5)

  (4)と(5)より、
  SR∥PQ ・・・(6)

  (3)と(6)より、
  2組の向かい合う辺がそれぞれ平行なので、四角形PQRSは平行四辺形である。

中点連結定理

【練習問題8】
右図の四角形ABCDにおいて、2点P,Qはそれぞれ辺AB,DCの中点で、2点R,Sはそれぞれ辺AC,BDの中点である。
このとき、四角形PSQRが平行四辺形になることを証明しなさい。

  ≪答≫
  △ABCにおいて、AP=PB,AR=RCなので、中点連結定理より、
  PR∥BC ・・・(1)
  PR=BC ・・・(2)

  △DBCにおいて、DS=SB,DQ=QCなので、中点連結定理より、
  SQ∥BC ・・・(3)
  SQ=BC ・・・(2)

  よって、(1)と(3)より、
  PR∥SQ

  (2)と(4)より、
  PR=SQ

  1組の対辺の長さが等しくて平行なので、四角形PSQRは平行四辺形である。

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